2018年05月31日

活版印刷・カラー印刷と名刺

こんばんは、いとうゆりえです。

幸いにも同行することになったミラノサローネから帰ってきて早一か月。

色々と残務処理であっという間に過ぎていきました・・・

行く前に、名刺を準備せねば!と作った名刺、出来上がったのが嬉しくて、インスタにアップしてました。

そんなところ、先日印刷業者さんが事例見本としてSNSに掲載して良いかの連絡がありましたので、名刺を色々検討した話を。

 

最初にできたものを。



表:活版印刷 裏:カラー印刷 紙:新バフン紙270KG

今回4社検討しました。

活版名刺専門店 黒林堂
河内屋
ハグルマオンライン
丹羽紙業

完成品の通り、やりたい事は、

・名前の印字は活版印刷~できたら墨色
・裏はマーブリング調にするため、カラー印刷
・紙は雰囲気のあるもの~できたら選びたい
・サイズは西洋サイズ

でした。

個人的にはそこまで大きな要望ではない気がしており、簡単にできるものと思っていたのですが、これが意外に難しい。。。

 

まず、活版印刷について

活版印刷は、普通印刷に比べて高いものですが、その価格自体会社によって変わるものだと知る訳です。

紙代とか除いて、活版印刷自体の費用ですが、一番高いところだと、100枚1万円、安いところで7000円程。これで名刺1枚30円の差です!

 

そしてカラー印刷。これがまた面倒なことで、同じ会社内でやれるところと、やれないところがあるわけです。あっても、フルカラーでなく2色印刷のみとか。ちなみに今回問い合わせた4社中3社がカラー印刷可でした。ただ、本当のフルカラー印刷となった場合、できるのは2社だけでした。

 

そして紙。指定の紙から選ぶタイプの会社が多いです。紙については、大阪出張の際にこちらにお邪魔しました。

紙とデザインの書斎mukku

たくさんの紙が置いてあり、また見本もあるので、とても参考になります。東京にあったらいいのに。。。

紙の種類を色々しってしまった分、欲がわいてしまい、指定の紙で満足できなくなりまして、紙を選べる会社がよいなぁと思うのですが、それができたのも4社中2社。

 

最後にサイズ。西洋サイズは、会社によっては特殊扱いで、裁断費用がかかったりします。

 

そんなこんなで、希望条件を叶え、他より費用を抑えて対応いただけたのが、今回お願いした丹羽紙業さんでした。

ちなみに、紙の厚みと表の印刷面をかえたバージョンも作ったので、参考まで

左がバフン紙180KG 右はバフン紙270KG



表:カラー印刷※墨色に少しカラー情報が入っていたため 裏:カラー印刷 紙:新バフン紙180KG
普通印刷なので凹凸はありませんが、紙の雰囲気も手伝って悪くありません。

 

印刷会社さんによっては、オリジナルの紙を扱っていたりするので、一長一短です。ハグルマさんのショールームはかわいい見本がたくさんあり、とても参考なりました。紙のエッジ部分がカラーになっている名刺はかわいかったです。

 

名刺ひとつですが、紙を選んで、印刷を選んでと、色々組み合わせながら作るのは楽しいです。

2018年05月31日 | Posted in アート&デザイン | タグ: , Comments Closed 

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