団地の窓をどうするか。
団地リノベについて
今回は窓をどうするか、について。
窓の高性能化は省エネ貢献度抜群!
古い建物を改修するときに、窓を断熱性の良いものに変える事は、省エネ効果が表れやすくおススメです。
壁に断熱材入れるか、窓を高性能にするか、
もしどちらか選択しなければいけないことがあったら、
わたしは迷いなく「窓」を選びます!
今回の改修前の熱の出入り量をざっくり比で表すと、外壁:窓≒1:2
外壁より窓からの熱の出入りの方が大きいケースがほとんどです。
今回改修することで、窓からの熱の出入りが約65%CUT!できる計算です。
(ちなみに今回外壁側に内断熱をほどこす計画で、外壁の熱の出入りは改修前より85%CUT!!する予定)
どのように高性能化する?
今回団地リノベーションをする際、窓の改修はすると決めていました。
窓の改修の案としては、①サッシ(窓)自体の交換案と、②内窓をつけた2重サッシ案の二案で考えました。
①の窓自体の交換
団地外観にも影響のある事なので、管理組合の許可をもらう必要があります。
現在と同じようなサッシ交換も可能ではありましたが、コストが非常に高くなるため、早い段階でサッシ交換案は無しとなりました。
また、①の少し変則バージョン?として、ガラスの交換という手法もあります。
今の窓枠(アルミ部分)はそのままに、単板ガラス部分を複層ガラスへするというものです。
ただ、これ、アルミの枠が変わらないので、この部分の結露に困る可能性が非常に高い・・・なので、今回検討外。
よって、②内窓をつけた2重サッシ案で検討をすすめます。
内窓のメーカー
そこで、どこのメーカーの内窓を採用するかという話
内窓で有名なのは、LIXILのインプラス、YKK APのプラマードです。
色々迷いましたが、今回はウッドワンのMOKUサッシを採用しました。
→ウッドワン:MOKUサッシ
※MOKUサッシ カタログより抜粋
パイン材のサッシです。
採用理由は、単にスッキリ納める事ができたためです。(2017年当時)
※2021年現在 LIXIL,YKKともに随分スッキリした枠になった気がします‥
YKK AP マドリモ 断熱窓 マンション用
LIXIL インプラス for Renovation
ウッドワンMOKUサッシ
現場工事中写真 MOKUサッシ設置完了
AFTER
ちなみに改修前
BEFORE
Low-E複層ガラス(断熱タイプ)を選び、この改修で窓から出入りする熱は約1/3になりました。
※MOKUサッシ カタログ抜粋
このMOKUサッシ、洋風な窓を演出したいときに、飾りの桟をつけることもできます。
カタログ写真参考に
フレンチなインテリアに活躍してくれそうです。
写真にあるように、窓枠と障子枠、各々色を選べます。
(ただ今回、わたしたちは、あえて窓枠をつけないスッキリ納めをしましたが。)
少し長くなったので、つづきは次に・・・
※2018年5月12日に公開した記事ですが、たくさんの方に見ていただいているようなので、文章整理・修正して2021年10月1日に再度公開しました。