20m級松の伐採
こんばんは。いとうゆりえです。
連休中、20m級の松(赤松と唐松)の伐採に立ち会ってきました。
広大な自然の中に人が共存するには、各々のタイミングでお手入れをさせてもらわないといけないもので。
まずは伐採前・後の比較から。
BEFORE
うっそうとした山道
AFTER
明かりが差し込むように。
BEFORE
森のしげみが
AFTER
切り株の広場に。
BEFORE
20m級の松の木
AFTER
空が広くなりました。奥に松の跡の切り株が。
この伐採、最初に誰にお願いするものか、どこに問い合わせるものか、分かりませんでした。
そこで役場に問い合わせをしたところ、民間でやっているところをいくつか教えてくれたのです。
その中に、この土地にほど近い造園屋さんがあり、現場確認いただき、見積もりを依頼。
そもそも、20m級の木々を伐採するのにいくらかかるものかなんて、相場が不明・・・
とは言え、あれだけ大きな木を伐採するのに、重機が必要だろうなのは想像がつき、人手も必要だろうことも、想像つきます。それらを勘案すると納得の見積もりを頂戴し、依頼となりました。
伐採というと、昔伐採ツアーに参加しましたが、木の根元を切って、ドーンと倒すイメージです。
とは言え、この木々の近くに小屋があり、どんな手順でやるのかなぁと見学
息子ゆっぴは、重機やトラック、クレーン車に大喜び。
この日を楽しみにしてました笑
今回の木の伐採の流れはというと、、、
クレーン車から、職人さんが乗ったカゴを吊り下げ上昇
木の先端にワイヤーをかけ、クレーン車のフックに引掛けます。
装備をつけた職人さんが、カゴの中からコードレスのチェーンソーで木の途中をカット。
カットされた木の先端が、クレーン車に吊り下げられます
木の空中散歩。
スペースのある場所に下ろしました。
そこで枝を切り払います。
先端が切られた木と、人を乗せるカゴ
同じ要領で木の根元をカット
クレーン車で吊り下げながらするので、倒れたりしません。
小屋のすぐ脇にある木でも、小屋に被害なく伐採できました。
とは言え、木が生い茂り、スペースの無く、ふかふかの土の上、
クレーン車を取り回し、重機も取り回し、トラックも行き来し、難しい場所の伐採も何とかしていただけたのは、職人の皆様のお陰でした!手慣れた段取りで仕事をする姿はかっこよかったです!
年輪を数えると40~50年程。そんな20m級の木々をまる一日かけて、計8本伐採いただきました。
根元が曲がっていた松の木の切り株。芯が偏って”アテ”になっているのが分かります。
あてとは、
木材の欠点で、樹木が山の斜面など特殊な環境によって生じる、傾いた木や曲がった木にできる部分を言いい、「陽疾(ようしつ)」とも言います。あては、木材繊維細胞が正常と異なるので、曲がり、反りなどの狂いが生じやすいので、使用に際しては気をつけなくてはなりません。
アテを活かした丸太テーブル。
丸太椅子
ログハウスビルダーでもあり、チェーンソーの使い手の職人さんが見本に作ってくれました。
カービング習いにいかないと!
さて、今回伐採した木をどうするか
少し長くなったので、つづきは後日に~