リノベの工事施工者
こんばんは。いとうゆりえです。
夏日ですね。ゆうじさんは、新しいプロジェクトに、なぜかまた作業員のように現場へ行ってきてました・・・。新しいプロジェクトはKigumiのホームページで~と案内したいところですが、現在作成中です・・・。はやくアップできるよう頑張らないと・・・。
という事で、団地リノベーションの施工の話。
今回の団地リノベ、施工内容を分解すると、大きく分けて
・解体工事
・大工工事
・電気工事
・給排水設備工事
・塗装工事
・左官工事
・タイル工事
・防水工事
・室内建具工事
・造作工事
・床暖房工事
・ガス工事
といったところでしょうか。
そう広くない空間とは言え、フルリノベーションとなると、このぐらいの工事内容=業者さんの協力が必要です。
リフォーム屋さんに依頼すると、その会社があたまになっているので、見えないところですが、その下にはたくさんの協力業者さんがいます。
これは、新築でも同じで、基本的な体制としてはハウスメーカー、工務店も同じです。(時折、自社で大工さん等専門業者を抱えている場合もあります。)
断熱工事、今回は大工さんが施工
今回は断熱材にネオマフォームを使ったので、大工さんが施工できました。断熱材によっては、断熱専門業者に依頼する事になったりと、同じ工事でも内容によっては施工者がかわったりします。
ちなみにこれは、
左官屋さんに見えますが、、、塗装屋さん※です。※間違えました!失礼しました。
既存天井にリシン吹付の様な仕上げがされてました。(コンクリート打ちっ放しのままの方が、わたしたちは良かったのですが、剥がすことも難しく。)
ゆうじさんが、天井も壁と同じく左官で白くしたいという事で、左官材料がのりやすいよう、カオチンと呼ばれる下地処理材を鏝で塗ってます。おかげで、リシン吹付(だろうと思われる仕上げ)の凹凸が平らになって、モルタル仕上げの様な雰囲気に。
・・・ゆうじさんは当初、天井は白が良いと言ってましたが、結局下地として塗ったカチオンの灰色のままです。(わたしはこれで良いかなと思ってます。)
戻りまして、工事施工者の話。
ゆうじさんが現場監督の経験もあるという事もあり、結局自分がやってしまいそうだと、今回は一部分離発注となりました。大工工事など主だった工事はまとめて依頼し、付随する工事は自分でやったり(解体とか)、直接電話し依頼したり(建具とか)。
普通の方に、基本分離発注はおすすめしません。なぜかというと、〇〇工事と言葉は分かれていますが、〇〇工事と△△工事の取りあい部分が発生したとき、調整する必要がでてきます。調整作業~工程だったり、物理的な納まりだったりです。逆に言うと、これらの調整作業をするのが、リフォーム屋さんなり、工務店、ハウスメーカーの仕事であるわけですね。その分管理費等で計上されますが、仕事しながら片手間にやるには大変な事です。
覚えていただきたい事は、リフォーム屋さん等の下には様々な専門の職人さんがいる事、その方々が実際には作ってくれる事、よって、その職人さんにやりたい内容を伝達するリフォーム屋さんの担当者とは、意思疎通が容易にできる事、これが大切かと思います。
ひとつの現場に多くの人が関ります。伝言ゲームの様にやりたい事を実際に作業する方まで伝える必要があります。その時、伝言ゲームのトップの方が理解してなければ、その先にうまく伝わる訳がありません。(設計者は、ときに伝言ゲームのトップになるので、わたし自身気をつけている事でもあります。)
色々と時代は進化してますが、ひととひとがつくる、アナログな世界です。
(だからこそ大変で面白く、奥深いのかもしれません。)