2019年03月31日

新米ウッドデッキ

こんばんは、いとうゆりえです。

近くの沿線でやっている桜祭りに行こうと予定しながらも、寒暖差のせいか、咳が止まらず体調いまひとつ。せっかく天気がよくなったのですが、家にいることに。

ということで家にいる時間ができたので、ゆうじさんが、以前頼んで届いていたウッドデッキ材をバルコニーに設置してくれました。

以前設置したウッドデッキの話はこちら→ 

今回頼んだ材は、

イタウバ 

イタウバ~ブラジル産。ハードウッドの中では軽く柔らかな木材で、DIYに最適のデッキ材とのこと。

表面は毛羽立っていますが、経年変化により、表面がつるつるになる不思議な特性をもっているのだとか。色も、日光にあたると濃いコーヒー色になるのだとか。変化の楽しみな材です。

桧です。色が悪く見えるのは、防腐加工材だからです。

桧の防腐加工材です。日本産。

ひのき=湿気に強いイメージがあると思いますが、とはいえ針葉樹、ソフトウッドです。他の海外ハードウッド材に比べての耐久性は望めないだろう材料ですが、加工の容易さ、地産地消の考えからは外せない材料です。

また、費用の面も。上のイタウバに比べて、1本の価格は、おおよそ1/3程。何となく、デッキを作ってみたいというときに、採用しやすい材料です。

レッドパイン(サーモウッド加工)

レッドパインのサーモウッド加工品。サーモウッドとは、フィンランドで生まれた技術で、「熱」と「水」だけを使う高熱乾燥処理で、普通の木材を腐りにくくした、人に優しい高耐久木材のことです。

防腐処理材と違って、薬剤を注入するものでなく、処理には、熱と水だけの使用ですので、人にも環境にも優しい処理方法です。また、表面のみの処理でなく、材の芯まで処理しているため、カットしても性能は変りません。

アコヤ材


「アコヤ」は、”木材のアセチル化処理”という技術により、それらの欠点を改善し、”腐らない木材”となりました。使う人や環境にとって安心して使うことが出来る新しい高機能木材です。


http://woodwise.jp/exterior/accoya/

今回頼んだ材料の中で、いちばん楽しみにしていた材料。アコヤ材。

マツ科の針葉樹(ラジアータパイン)を使って、処理をすることで、高耐久化した材料になるという。パイン材を屋外使用、しかも、相当な耐久性を持たせることができるという事が信じられず。今までコストの面でなかなか市場にでてこれなかったようですが、オランダの会社が量産を始めたことで、使われはじめたのだそう。

とはいえ、今回頼んだ材料の中で、一番高かった!26×140×4200の材料が約1.1万円。サーモウッドの約2.4倍!※2019年2月時点

一般流通には、まだハードルはありますが、その性能が知られることで、手に入れやすくなることを願います・・・

へベアテック材 リブ面

最後はヘベアテック材。これは無垢材ではありません。

ゴムの木の単板に低分子フェノールを含浸させ、熱硬化させたLVL商品です。
ヘベアテック材は、耐朽性に優れるだけでなく、退色しにくく、寸法安定性にも優れていて、ハードウッドの欠点を補う商品 。


残念ながら、こちらを購入したウッドデッキネットさんは、在庫完売次第、販売休止するのだとか。。。

このヘベアテックの材の素材はゴムの木で、樹液を採取されて廃材となった木を利用し、薄く単板を剥ぎ、低分子フェノール樹脂を含浸させることにより、虫害に強く強固にして、その単板を張り合わせた合板の材です。廃材利用、高耐久化、寸法安定性を考えると、おもしろい材料と思ったのですが。

リブ無し反対面。

手前が熟成ウッドデッキ、真ん中が新米ウッドデッキのサーモウッド&ヘベアテック、

一番奥が、左からアコヤ材、サーモウッド、アコヤ材、ヘベアテック(リブ面)です。

これで、洗濯干す際の、バルコニーの段差が無くなり、楽になりました。

新米ウッドデッキと熟成ウッドデッキのミックス。

一番上が、イタウバ。下から二番目が桧。

既に結構馴染んでいる??かもしれませんが、新米ウッドデッキが今後より馴染んで、どんな経年変化をみせてくれるのか、楽しみです。

新年度は、リニューアルしたバルコニーとともにスタートとなりました。

今年は梅の木が切られて寂しいバルコニーからの景色。

2019年03月31日 | Posted in 団地リノベーション, モノづくり | タグ: Comments Closed 

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