2018年05月22日

こどもの国 イサム・ノグチVer.

こんばんは。いとうゆりえです。

先週末は絶好の良い天気でしたので、フラッとこどもの国へ行ってきました。

横浜市青葉区にあるこどもの国です。

わたし自身、遠足と言えば~こどもの国、というぐらい保育園に小学生時代と、幼い頃によく行った場所でした。当時は自身のこどもを連れてくる事になるとは思ってもみなかったものです。大人になってから訪れるこどもの国は、少しずつリニューアルしている形跡を感じづつも、昔と変わらずの自然と遊び場が色々できており、より魅力的な場所になっています。

 

そんなこどもの国ですが、さり気なく巨匠の作品があったりします。。。

それを知った~というより、関心を寄せたのは大きくなってからですが。

 

イサム・ノグチ作品群

正面口入り、ず~っと奥へ行くとあります。

ちなみに、イサム・ノグチ氏ですが、身近な作品と言えば


※ライティングファクトリー様より画像拝借

AKARIという和紙と竹ひごをつかった照明のシリーズ。

 

もとは彫刻家であり、庭園を手掛けられたりしている訳で、


下記に文字記載

 

イサム・ノグチ

1904-1988。米国埋生まれの日系米国人で彫刻家、画家、造園家などとして活躍した。

終戦直後にニューヨーク近代美術館の「14人のアメリカ人展」に選ばれて世界的に有名になり、石を使った東洋的表現が高い評価を得た。1987年にレーガン大統領から国民芸術勲章を授与された。香川県にもアトリエをもち、日本でも作品を制作した。

こどもの国開園後の1965年8月に来日すると、4ヶ月間毎日のようにこどもの国に来て構想を練り、自然を生かした遊び場である児童遊園を設計した。子どもたちが大きな夢をもち、自由に遊べるようにと苦心したという。工事が進められていた翌66年4月にも来日し、作業に対してセンチ単位で指示を出した。当時のラフデザイン図では、紅葉の形をした砂場や芝生の小山、滑り台などが樹木に囲まれて配置されていた。

 

こどもの国は、おおきく一周できるメイン道路があるのですが、そこから外れた場所にあるので、正直訪れる人は少ない場所です。手前にプール・スケート場があるのですが、多くはそこで動線が止まってしまう。。。わたしもその中のひとりでした。

ですが、今回は作品(遊具ですが)を改めてみるべく、奥へ進むと


エントランスのスタート部分

 

(案内版より)

アーチ型エントランス

イサム・ノグチが設計した児童遊園への通路。この先左手にある緑色のドアは、当時のトイレのドアだった。トイレは現在、倉庫として使われている。さらに進むとコンクリートの重厚なアーチがあり、これをくぐって階段を上がると、椿の森の入口あたりまでのエリアに建設された児童遊園に入るというつくりになっていた。児童遊園の中央部あたりに設置された遊具彫刻「丸山」を囲むように児童館があった。

 


アーチ型エントランスが見えてきます。


これが昔はトイレだった扉とのこと。今は倉庫です。

かわいいアーチ形状。

 

トンネルをくぐると

1本の木が。上がると

右に写っているのが「丸山」

 

丸山

イサム・ノグチが作った遊べる彫刻。コンクリート製の甲のような山の直径は約6.9メートル、高さは2.1メートル。穴は直径80センチで中でつながっており、滑り台のようなトンネルになっている。

こどもの国開園の翌年1966年に、子どもたちが自由に想像力をいかして遊べる場所として、イサム・ノグチの設計で児童遊園がこのあたり一帯に建設された。丸山もその際に設置され、これを囲むようにして児童館が建設された。児童館は建築家大矢幸夫の設計で、日差しや雨を避け、休憩したりお弁当を食べたりするための屋根付け休憩所のようなものだった。円錐形の一部を切り取ったような形の薄い鉄板を組み合わせた屋根は、花びらのように美しく見えたが、1985年に撤去された。

内部が滑り台とトンネルが立体的に交差した丸い山です。

こどもって、上れる丘があると、あがろうとしますよね。

 

その奥に、遊具であり彫刻作品でもある、「オクテトラ」が。

オクテトラ

イサム・ノグチが作った遊べる彫刻の代表的作品。6角形の面四つと3角形の面四つを組み合わせたコンクリートの8面体で、登ったり穴の中に入ったりして遊べるようになっている。ギリシャ語のオクタ=8とテトラ=4を合成して命名した。全国各地の公園などに置かれているが、本人が手がけた作品は、こどもの国のほかは、香川、札幌など数ヶ所にしかない。

こどもの国開園の翌年1966年に、子どもたちが自由に想像力をいかして遊べる児童遊園が、このあたり一帯に建設された。イサム・ノグチと建築家大家幸夫による設計だったが、当時のもので残っているのは、このオクテトラの他に、児童センター近くにあるアーチ型エントランスと遊べる彫刻の丸山だけだ。

新緑のみどりと、赤い遊具のコントラストが良い感じです。

 

個人的には、せっかくの遊具たちをなんでこんな奥に計画したのかなぁと思うわけで。

幼い頃なんども足を運んだこどもの国、大人になってから知った遊具・・・。

何も知らない子ども時代に、遊んでみたかったなぁ。。。

 

ちなみにこの写真撮っているときは、息子は別のところで遊んでおり;

作品のみの撮影になりました。

 

 

イサム・ノグチ氏の説明は、今では「こどもの国」ホームページにも掲載されていますが、

まだある別の巨匠の作品は、明日にでも。

2018年05月22日 | Posted in アート&デザイン, こどもの話 | タグ: , Comments Closed 

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